考え方のコツについて 未分類 2026.03.24 「証明には流れが存在している」と よく言われるのだけれど、この流れとは、 ワンステップごとの「自然な結びつき」のことだと 私は解釈している。 この「自然な結びつき」とは何かと言われると、 ワンステップごとに生じる「必然的な理由」のこと。 例えば、公理とか定義とか定理、前提条件とかは、 階段を一段降ろす時の「理由」になり得る。 また、証明する時にどのような手順が 有効かは分からないですが、よく使う手順について まとめてみました。 参考にしてみてください。 定理を使う 前提条件を使う 展開する 展開させたい文言を切り替える 言い換える 別の記号で置き換える 数式どうしを合成する 排中率を使う 場合分けを使う 定理を使う $p \Rightarrow q$ という証明のステップの中に $p^{\prime}$という文言のステップが生じたとする。 この時、$p^{\prime} \Rightarrow q^{\prime}$ という文言が証明済みであるならば、 $p^{\prime}$の次のステップに直接 $q^{\prime}$ を置くことができる。 ある定理 $p \Rightarrow q$ の証明のステップの中で、 証明済みの別の定理 $p^{\prime} \Rightarrow q^{\prime}$ を利用したい場合、 大半が、$p^{\prime} \Rightarrow q^{\prime}$ である時の具体例や、文字や数字を 変化させたものであることが多い。 前提条件を使う 条件設定がなされている証明すべき文言は、 証明のどこかで、その条件を使用しないと証明すべき文言が、 証明できない。 逆にいうと、「その条件を設定することで、 ある文言の証明をすることが出来る」から、 その条件が付帯されていると考えてしまって良い と思う。 従って、条件設定がなされている証明すべき文言は、 その条件を証明のステップのどこかで使うことが必要になる。 「どこで、その条件を使用するか」は、 証明すべき文言によるのだけれど、そのことは、 証明に慣れてくると徐々に分かるようになる。 展開する あることが言えた時、 次にどのようなことが言えるかを 考える。 例えば、「$A$」が言えたとする。 この時、何が言えれば 「$B$(次に言いたいこと)」なのかを考える。 $A$ を言ったことから展開させるので、 $A$ に関連することや$A$ を示したことから 言えることを$B$ に置く。 「$A$ が言えた」ことから、次々と言えることを 引き出していくイメージ。 また、$B$ を示した後、もし$C$ と展開させたい時も同じ。 $B$ に置いたことから関連することや $B$ を示したことから言えることを$C$ と置く。 どこまで言いたいことを引き出していけば良いか、 また、結論へ帰着できるかは、証明に慣れてくると 徐々に分かるようになる。 展開させたい文言を切り替える $A$ から展開させたい(引き出せる)文言が、 2つ3つ出てくるとする。 この2つ3つを証明のステップとして 活用することがある。 例えば、 $A$ である時 $B$ である. __① また、$A$ である時 $B^{\prime}$ である. __② 従って① ,②より $C$ である. とすることはある。 この時、$A$ から引き出した$B$ と$B^{\prime}$ は、 同じ高さのステップにある文言でもある。 故に、どちらが上でどちらが下でと 決められないけれど、紙に書く以上どちらかを 下に置いて書かざるを得ない。 また、このこと(2つのステップを引き出したこと)に どんな意味があるかというと、$A$ から引き出した「ステップ$B$」と、 「ステップ$B^{\prime}$」を組み合わせたり、2つのステップが言えることで、 初めて言えることがあったりもするので、そのことから 別の文言を引き出したりもできる。 そすることで、求めたい結論へ 帰着させることができる場合がある。 言い換える 「〇〇である時」と書かれていた時、 この文言が、記号で言い換えられるかどうかを 試してみたり、ある記号の表記を別の言い方で表せないか 確認したりすることがある。 この時、「〇〇である時」が記号で置き換えられると、 その後の操作が若干楽に、そして見やすくなる。 また、記号同士の変換においても、 「この記号は別の形で言い表せないか?」と考えることで、 数式そのものに変化がつけられる。 そうすることで、結論へ帰着させることが できる場合がある。 別の記号で置き換える ある値や記号に、別の何らかしらの記号を 当てがうイメージ。 具体的に、$A=B$ というような式があったとして、 そのうちの$A$ が$A$ のままじゃ上手くいかないとか、 その後の展開ができないとか、そのような時に有効な手順。 例えば、そのような時に、$t=A$ と置くとする。 そうすれば、$t=A$であることから別の展開を 作ることができ、また、$A=B$ に $t$ を代入することで $t=B$ とすることもできて、そのことから、求めたい結論へ 帰着させることができる場合がある。 数式どうしを合成する ある数式にある数式を合成するイメージ。 具体的は、数学の学習で習う代入のこと。 このことは、私の好きな分野において、 とてもよく使う技術。 排中律を使う 2つの分岐に分かれたルートを証明する技法。 2つの分岐に分かれたルートを証明する場合、 求めたいルートではなく、間違っていそうなルートへ、 わざと議論を展開させる。 そうした時、矛盾することが言えるのであれば、 求めたいルートが正しいと判断できる。 場合分けを使う ある文言について、そのままでは うまく証明ができないといったケースが 生じるとする。 そんな時に、部分ごとに分解して証明すると、 うまくいく時がある。 そんな時の証明手法を場合分けという。 場合分けして証明した部分ごとの パーツは、後でまとめて一つに合わせる こともできる。