かつての原風景

私の考えごと(note用)

今でも小さな頃の記憶が蘇る事がある。

 

緑や水色、黄色や赤など、原色に近い

記憶の中のイメージを鮮明に思い出す。

 

大きな川や美しい花、様々な昆虫など、

身近にあったものが語りかけてくるような景色の中にいた。

 

小さな頃というのは特別で、様々なものが新鮮に見えた。

この世界の不思議がたくさん詰まっていた。

 

私が感じている事、見ている景色、それは昔とあまり変わらない。

 

今、空が綺麗な小さな町の優しい思い出の引き出しを

そっと広げてみると、とてつもなく広く大きな世界への入り口に、

ふと、佇んでいる事に気づく。

 

記憶というのは何で出来ているのだろうか?

 

優しさと思いやりと、

とてもよく働く頭をめいっぱい使いながら、

語りかけてくる相手に嫌われないよう、

何を考えているのか悟られないように、

私は近づく術を身につけた。

 

かつての友人は何を思っているだろうか?

どこで何をしているのだろうか?

 

生きている事の喜びを感じているだろうか?

 

私は私で、とても幸せに暮らしている。

友と遊んだ記憶や思い出が、今、鮮明に私を支えている。

 

優しさとは何か?

思いやりとは何か?

 

それをあの頃の記憶が、私に教えてくれている。

 

苦しさを伴う事もあるけれど、

辛いと感じる事は無くなった。

 

大きな財産の中にいたんだという、

かけがえのないものを受け取っていたんだという

実感がある。

 

生きていると、色々な事があるけれど、

生きていたいと思えるくらい楽しい事もたくさんある。

 

困難な状況を、どうのりこえていけるか?

 

ゆっくり、ゆっくり歩みを進めていこう。

 

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