努力の工夫

数学の欠片

どんな本や理論を学ぶにしても、

体力や知力が必要で、その体力や知力をつけるための

工夫や努力は、どの分野の達人を見ていても

「凄い」と感じる事がある。

 

どう、その山(本や理論)を攻略するか、という事は

まちまちのようにも感じるのだけれど、ある山を攻略するのであれば、

その山の攻略の仕方をある程度考えて進むと、おそらく

その山の攻略が上手くいく。

 

基本的な基礎体力をつけるために必要な事は、

直向きな努力だろうと思うのだけれど、その中で

どう努力すれば自分自身の身になるかを考えて努力を

すべきだったとの悔恨が私の中にはある。

 

数学に限って見ても、

比較的分かりやすい学習参考書を十二分に分かるように

なるまで何遍もこなしてみる、分からない箇所をノートに

まとめて何遍も見返してみる、理解できない箇所は自分だったら

どう考えるかを考えてみる、分かるようになってきたら

高度な理論書に取り組んでみるなど、工夫の仕方は

たくさん存在している。

 

また、分からない箇所や理解できない問題というのは、

往々にしてコツのようなものが必要で、後で分かってしまえば

「なんだそんなことか」となる事が多い。

 

覚える事が多くて困ると感じる分野であっても、

工夫の仕方や覚える方法を考える事で、覚える時間を短縮したり、

記憶に残る時間を伸ばしたりもできる。

 

勉強に関するちょっとした工夫を積み重ねると、

意外と遠くまで、また、高くまで歩む事ができる。

 

その事をもっと早くに知っておけばよかったと、

そんな事を今の私は思っている…。

 

私自身、たくさんの本を読んでみると、

頭を良くするのは結構シビアだと書かれていたり

もするのだけれど、「良くなれ、良くなれ」と懸命に努力を

していると、少しずつ確実に良くなる。

 

この時、誰かと比べるのではなく、

自分自身と向き合って創意工夫すると

どれだけ自分自身の頭が伸びているのかが

はっきりと分かると思う。

 

ちなみに、知性と創造性との間の相関はあまりないらしい。

 

ゆえに、知的でないからといって、

創造的でないとは言えないそうだ。

 

どのような創意工夫をしながら、どのような事ができるのか、

それを考えながら生活するのも楽しそうだと、今の私はそんな事を

考えている。

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